フリースクールは、学校教育法の定める『学校』に通っていない児童(学生)が利用する民間の機関や施設を総称する言葉です。その概念は大変広義的で、規模、設立趣旨、活動内容など実にバラエティに富んだフリースクールが活動をしています。
平成29年に教育機会確保法(正式名称は「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」)が施行され、既成の学校制度外に学ぶ場があることの重要性を認める考え方が導入されました。しかし、依然として「不登校」に罪悪感や劣等感を感じている児童や保護者がたくさんいらっしゃいます。
悲しい気持ちに寄り添える子、底抜けに無邪気な子、初対面のお年寄りとすぐに仲良くなれる人懐こい子が、学校の生活リズムや人間関係に馴染めずに、自分自身の優しさや明るさごと否定しながら苦しんでいる現状を、私たちは活動を通して目の当たりにしました。そして、彼らが笑顔と自信を取り戻していくたくましい姿も。
小学部では、学びに関する《5つの基本コンセプト》をもとに授業や一日の流れを組み立てています。
8:30~ 朝の会 |
輪になって座り、話し合いや歌あそびなどをしながら大きな家族のような暮らしの一日が始まります。 |
9:00~ 授業 |
異年齢学級による2時間ひとコマの授業。大人が自分の大好きな分野について、その面白さと「好き」を伝える時間。一方的な知識の伝達ではなく、五感や身体性をともなうワークショップ形式の授業が主です。 子どもたちは、他者の「好き」の窓を通じて世界と出会い、やがて自分自身の「好き」と出会います。 【授業の種類】(令和6年4月現在)
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11:00~ 食事の準備・食事 |
食事の準備は学びの宝庫。地元の無農薬農家から直接届く旬の野菜と伝統的な製法でつくられた調味料を使って、当番の子どもたちが昼食の支度をします。その日ある食材を見て献立を考えるところからスタートします。 |
13:00頃~ 自由活動 |
食後は、自分がどのように過ごすかを決められる時間。本を読む子、授業の続きをする子、ごっこ遊びをする子、お裁縫をする子、田んぼでボール遊びをする子、、、それぞれの時間を思い思いに過ごします。希望者には教科書・ドリルなどを使った学習支援も。 |
15:00~ 日記・帰りの会 |
片付けを済ませたら、一日を振り返る日記をつけます。年度末などに読み返し、子どもたちが自分の成長を自分で見出す貴重な記録となります。 |
15:30 下校 |
中学部では《5つの基本コンセプト》に加えて、 学びのサイクルをインプット(知識を得ること)ではなくアウトプット(知識を使うこと)から始めるための《6つのアウトプット》を意識して、 興味・関心のある事柄を自ら探究できる「自立した学び手」を目指します。
8:30~11:15 朝の会 授業 食事の準備・食事 自由活動 |
※ 2024年度の中学部は、午後のプロジェクトの時間が始まるまで小学部と合同で過ごしています。 |
11:15~ プロジェクト |
中学部の中心的な活動となる探究学習。
問いを立て、それについて様々な手法で探究・発表し、振り返りを次に生かすというサイクルですすめます。
最初はスタッフの設定したテーマからはじめて、徐々により自由度の高いテーマに移行していきます。大人は制作内容についての細かい指導はせず、対話を通じて生徒が自分自身と向き合うための手助けをします。 プロジェクトを進行するため、制作・発表に向けた進捗や課題等を生徒自身が毎日ジャーナルに記録していきます。 ※ 金曜日のみ、『しぜん』の授業と『佐波いきもの調査隊』の活動を行っています。
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15:30 下校 |
対象 |
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時間 |
8:30~11:00 時間割を参考にしてください。 小学部の一日 中学部の一日 ※希望される方には、11:00~11:30 学校説明 |
費用 | 1家族につき1口3,000円からのご寄付をお願いしております |
お願いごと |
以下の点とコンセプトをご理解のうえ、ご参加ください。
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対象 |
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時間 |
8:30~15:30 ※保護者の方へのご説明もいたします。 |
期間 |
1日~1週間 ※入学をご検討の場合は1週間体験が必要となります。詳細はご相談ください。 ※体験は一つの授業は原則一回のみ。 |
費用 |
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お願いごと |
以下の点とコンセプトをご理解のうえ、ご参加ください。
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